2017年プロ野球のセリーグの全日程が終了。打撃部門と、投手部門のタイトルホルダーを見渡すと、何と9人が初めてタイトルを獲得するという珍しい事態が起こっていた。
いや、セリーグ全体の世代交代の時期に差し掛かってきたといっても良いかもしれず、昨年の個人タイトルの打撃部門と投手部門の12部門での獲得した選手で、2017年も獲得したのは巨人の菅野のみという、他11部門の全てのタイトル獲得者が入れ替わるという近年では珍しい事態となった。
(菅野投手は昨年の防御率のタイトルに続き2年連続の防御率を獲得。)
また、昨年のタイトルホルダーは、巨人から6名、広島から3名、ヤクルト1名、DeNAから2名。
個人タイトル打撃部門
セリーグ | ||||
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新人王 | 京田 陽太 | 中日 | – | – |
首位打者 | 宮﨑 敏郎 | DeNA | 323 | 初 |
最多本塁打 | ゲレーロ | 中日 | 35 | 初 |
最多打点 | ロペス | DeNA | 105 | 初 |
最多安打 | ロペス 丸 |
DeNA 広島 |
171 171 |
初 |
最高出塁率 | 田中 広輔 | 広島 | 398 | 初 |
最多盗塁 | 田中 広輔 | 広島 | 35 | 初 |
横浜DeNAの宮崎選手(28)才は、推定年俸3000万円での首位打者獲得で今季は大ブレーク。今年の首位打者が宮﨑 敏郎だと予想できた人は皆無ではないだろうか。
また、ロペス選手(34)は安定した活躍を続けていますが、来日5年目でのタイトル初受賞となり二冠を獲得。
広島の田中 広輔選手(28)も初の二冠のタイトルを獲得し昨年に続いての活躍でこの4年間で一気に成長した1人だろう。
また、丸選手も最多安打のタイトルを初受賞し、広島の打者は2年目のジンクスをものともせず今年は去年以上の成績を残した。
ゲレーロ選手は来日1年目でホームラン王のタイトルを獲得。
個人タイトル投手部門
セ・リーグ | ||||
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最優秀防御率 | 菅野 智之 | 巨人 | 1.59 | 3回目 |
最多勝利 | 菅野 智之 | 巨人 | 17 | 初 |
最高勝率 | 薮田 和樹 | 広島 | 8.33 | 初 |
最多セーブ | ドリス | 阪神 | 37 | 初 |
最優秀中継ぎ | 桑原・マテオ | 阪神 | 43 | 初 |
最多奪三振 | マイコラス | 巨人 | 187 | 初 |
菅野投手の防御率と最多勝の二冠のタイトルが決定し、今年の沢村賞も菅野投手に決まった。
また、昨年の巨人はタイトルホルダーが6名出ましたが、今年は菅野投手のみとなった。
広島の薮田投手は最高勝率のタイトルを獲得し、12部門の4部門を広島カープが獲得し、昨年よりもさらに強力なチームとなり、このまま広島の黄金時代、3連覇4連覇も夢ではないのではないだろうか。