巨人・上原が3426日ぶりの東京ドーム凱旋登板で1回無失点の好投

3426日、約10年ぶりの東京ドームのマウンドに巨人の上原が帰ってきた。老けたなぁ、と思いながら同じく老けた自分も感じながら上原の投球を眺めていましたが、7回に観客がザワついてくると、オープン戦にもかかわらず訪れた4万6千人以上もの観客が一斉に立ち上がり、ピッチャー上原がコールされるとドームが大歓声で揺れた。

背番号19のユニフォームを持ち応援するファン、上原浩治おかえりなさい、の垂れ幕を持ち上原を見守るファン、そしてテレビの前の上原ファンはきっと上原の10年ぶりの日本復帰、そして東京ドームで投げる姿に涙したファンもいたのではないだろうか。

上原世代のファンはきっと背番号11の強い違和感がまだ拭えないのでは?とも感じますが日本で投げていた時の躍動するフォームはそのままで当時を思い出してくる。

新人王、沢村賞、最多勝、最多奪三振、最優秀防御率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、と数々のタイトルを日本で総なめにしてきた上原だが、メジャーでも、WHIP(1イニング当たりの被安打+与四球)が0.864と1900年以降では最高の投手、そしてメジャーNo1の制球力にメジャーNo1のクローザーの賞号を獲得し上原が東京ドームに凱旋したが、オープン戦なのに緊張した、と試合後のインタビューで語った上原のストレートは高めに抜けていた。

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上原浩二の東京ドーム凱旋登板

試合後のインタビュアーに、今日の登板で何かを掴みたいと言っていましたが、何か掴めましたか?と尋ねられた上原投手は、マウンドが投げにくいことがわかりました、とコメントしていた。また、本日の試合の解説者、山本昌氏から見た今日の上原の投球は、下半身が沈んでいない、腰が高いと言う事を連発し、急ピッチで仕上げてきた印象、とコメントし開幕までにはもっと腰が沈んで球威も上がってくるだろうとコメントしていた。

それもそのはず、日本に戻り3月10日以降からまだわずか10日しかたっておらず、電撃の日本復帰を表明し電光石火で巨人に戻ったばかりで、メジャーでは治まっていた花粉症が日本で再発し悩まされ、突如として変わった天然芝から人工芝、そして軟いマウンドに角度の無いマウンド、日本球とメジャー球の違い、メジャー9年間で養ってきた感覚はたった10日あたりでは拭いされないだろうが、それでも本日見せた上原のスプリットのキレは抜群だった。

また、この日の東京ドームのスピードガンでは上原の最高球速は133キロ、平均球速は120キロ前半だったが、1回をなげ1奪三振2飛球に抑えダックアウトに帰る際の上原はスピードガンは+10だよという言葉が漏れ聞こえていた。

それもそのはずで、澤村のストレートが130キロ台、日本ハムのキントン投手のストレートも130キロ台、マシソンも130キロ以下の球速が目立ちカミネロの渾身の低めのストレートも140キロ台と何かがおかしいスピードガンに表示された本日の球速、確かに平均球速は130キロはいっていたかもしれないと感じた上原のスピードでしたが、それでもあと2,3キロ、平均87マイル、140キロ前半を投げるにはせめて平均球速が137キロ台位には上がって来てくれればスプリットも生きてくる。

本日はキレのあるストレートでの三振を見ることは出来なかったが、小さなテイクバックから投げられるストレートとスプリットで自分のスイングをさせなかった投球は流石だった。

また、上原投手の特徴は投球フォーム、小さなテイクバックから投げられる腕の振りと、ストレートと同じ軌道で落ちる数種類のスプリットが特徴的だと言われているが、メジャーの各バッターは他の投手が投げる球は1,2,3のタイミングで球が来て打つが、上原は,2の段階で球が来て振り遅れるという。

これは、腕の振りだけではなく、上原投手の足の歩幅が他の投手より狭いのだ。

なぜ、大谷は160キロを超えるのに当てられやすいのか、なぜ上原は140キロ台なのに三振するのか、それは大谷の大きなモーションから大きな歩幅で投げるタイミングは1,2,3で球が来るということになり、タイミングが取りやすい。

対する上原は、小さなテイクバックに加えテンポの良い投球で打者に間を与えず、さらには投げる際の踏み出た足の歩幅が他の投手より狭く、さらに小さなテイクバックから投げるストレートはまさに3のタイミングで待っている打者には2のタイミングで上原のストレートはベースを通過し振り遅れるということになり、足の歩幅が狭い分さらにタイミングが合わなくなる。

今日の投球はまさにメジャーで見せていたピッチングのフライやゴロを打たせる投球で打者に自分のタイミングで打たせない投球術だった。

しかし、他の投手はキャンプを過ごしオープン戦で実戦の登板モードに入るが、上原は、今後は実戦で感覚を戻して行くと語り時間がまだ足りない印象だが、開幕までの後10日で何処まで仕上げてくるか、3426日ぶりの東京ドーム凱旋登板での観客の拍手について一言と求められた上原は、本番の試合で拍手を貰えるように頑張りたいとコメントしていた。

1回もつかわからなかったと本日の試合を振り返った上原投手ですが、まずは日本復帰登板を無事に終え、今後はいよいよ開幕を控え実戦モードに入っていく。

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