松井秀喜・元巨人とメジャーを制した世界のキャリアが語る打撃論

巨人での50本塁打を手土産に2003年、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した松井秀喜はメジャー1年目のキャンプ時にこんな言葉を語っていた。

実際にメジャーの投手たちと対戦すると日本の投手とは全く異質のボールを投げてくる、しかも使用球自体が重く飛ばないように感じた、と。

日本の野球とアメリカのベースボールは全く異質だったということだ。

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巨人・坂本勇人がWBC後遺症を激白

坂本選手はWBC後遺症をこう語っている。

昨季と比べてタイミングの取り方がちっちゃくなったりとかはしているなと感じます。まだしっくりきていない感覚ですね・・

WBCで対戦した多くの投手は変化が小さくて球は速い。曲がらない投手が多いから、こっちがあんまりゆっくりタイミングを取っていると、対応できない。タイミングの取り方を変えるしかないんです。

こっちとはそのへんが違うので、WBC終了後の短期間でNPB式の間の取り方に戻すのは簡単ではないという。

この坂本が語る、間の取り方と飛ばないボールWBC球の押し込むスイングの仕方、これは松井が言った

日本の野球とアメリカのベースボールは全く異質だった

この言葉は”これ”に直結するだろう。そして、この微妙なフォームのズレがWBC後の後遺症に悩まされる選手が共通する部分だろう。

松井秀喜の打撃感覚とは

松井は日本とアメリカの野球は異質だったと言っていたが、自分のバッティングを変えようとは思わなかった、と。でも意識は変えなきゃいけないと思いました、と語っている。

日本と同じように前で打っていたらメジャーの投手のボールはそこで動くので変化についていけない、と。

後ろ足に重心を残して逆方向に強くボールを叩けるようにする

これが坂本に聞かれた脚の使い方だ(後足9/前足1の感覚)

そして、速くて重くて動くメジャーの一流投手のボールを打つための松井が到達したバッティングの結論だった。

巨人・坂本、横浜DeNAの筒香に送った松井の助言

坂本は昨年の宮崎キャンプで松井さんから右軸で回転できるようになった方が安定するとそして、坂本のこれまでの下半身の使い方である前足5、後ろ足5の感覚から松井の助言の前1、後ろ9の感覚のアドバイスを受け打撃フォームを改造した。

これまではポップフライが目立っていた坂本だが、下半身の感覚とプレミア12での仲間からの助言からダウンスイングからアッパースイングに改造し、大きく上げていた左足の上げ幅も少なくしてシンプルな打ち方になり昨シーズン、首位打者のタイトルを獲得した。

ようするにタイミングの取り方になるのだが、この松井の助言の、前足1、後ろ足9、右軸の回転とアッパースイング、これにより一気に開花していったのだ。

そして、筒香選手には筒香は入団3年目から逆方向に強い打球を打つという目標を掲げていた、その筒香の打撃は間違っていないしその打ち方を進化させていけばいいと松井が助言したのが一昨年の宜野湾キャンプだった。

これにより、自分のやってきたことが間違いではなかったと確信が持てた筒香。そしてその翌年の16年に44本塁打を放ちホームランバッターへと覚醒した訳である。

やはり、世界で活躍したホームランバッターの言葉には重みと説得力があるだろう。その言葉が迷いを消した。色々とフォームを思考錯誤する選手は多いが筒香選手は自分のスタイルを貫いたことが結果としてホームランバッターへと成長したわけである。

世界を相手に戦ってきた松井のキャリアにもとづくアドバイスは説得力があり押し付ける打撃理論ではなく

的確な要点を伝えるというシンプルな方法で、僕の話がすべて正しいとは限らない。あくまで自分のいいと思うものを教えます。選手がどう受け止めてどう成長につなげていくか、無理強いすることはなくひとつの理論として選手に提供するスタンスだ。

そういえば、2016年巨人キャンプで松井は阿部や村田にアドバイスを送っていた。阿部は怪我で離脱時期があったが91試合で310,12HR、松井の教えと同じ考えだった村田は不調でも一切打撃スタイルは変えず、そのフォームを貫いた村田は、結果144試合で302,25HRと結果を残したなぁ

松井は打撃コーチこそ天職なのかもしれない・・

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